むねた裕之
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私がやりたいこと(2)-県議会を改革する

●私が第2にやりたいことは、議会の改革です。県議会の実態がひどい!神奈川県議会は、共産党以外の政党は、全部与党、オール与党の議会です。ですから、県知事の議案には、ほとんど全部賛成で、問題点を指摘する政党は共産党しかいないのです。 この前県議会を傍聴したら、自民党、民主党の質問をやっていましたが、知事の政策を持ち上げる質問ばかり。だから、おもしろくもなく、寝ている議員もかなりいました。そんな中、大変な政策、臨海部の巨大開発などもどんどん通ってしまいます。 委員会を傍聴したら、民主党の議員が1時間30分質問しているのですが、いう事がないのでしょうか、「最近頭痛がひどい、肩こりがひどい」などと自分の体調のことを話し始める。すると自民党から「それならやめたほうがいいのでは?」「共産党に時間を譲れ」とヤジが飛ぶのです。「これが議会か?」と驚きました。 しかし、共産党が質問すると議会は一変します。以前、畑谷県議の質問を傍聴したら、登壇する前からヤジと怒号、質問も聞こえないくらい。しかし痛いと
ころを突く質問になるのがよほど、応えるのでしょう。県知事も真剣に答えるのです。このときだけは県議会が議会らしくなるのです。しかし、共産党の本会議での質問は、4年に1回だけしかありません。こんな議会を変えるには、もっと共産党議員が必要です。 また、住民の声が通らないのが今の県議会です。県民の切実な要求である保育所の増設、幼稚園、私立高校の学費助成などの請願に対しても共産党以外の政党は否決し続けています。この中で唯一住民の声を届けているのが共産党です。県議会に出された請願署名数の99%は共産党が窓口になって提案されています。 さらに、県議会には数々の議員特権、無駄使いが残っていますが、それをなくすために戦ってきたのが共産党です。たとえば、視察に行くと夜はコンパニオンも呼んで宴会、これを公費でやっていました。「公費による飲み食いの廃止」を共産党が要求したところ、「止めろという共産党とは視察のバスにはいっしょに乗らない」「乗ったら委員会は中止をする」など暴言を吐いて、共産党の議員だけは伴走者で視察を
する異常な事態となりました。しかし、これが新聞でも報道され、公費による飲み食いは廃止になりました。これだけではなく、観光旅行のように使っていた海外視察費用、一人140万円を凍結/交通費が出るのに電車やバス乗り放題の無料パスを返上/本会議の度に配られるタクシー券も廃止/一人当たり年間600万円以上出る政務調査費も領収書を付けてガラス張りにしてきたのも共産党の粘り強い戦いがあったのです。今になって、他会派は、「議員報酬の削減」を言っていますが、90年代には議員報酬を月額90万円から97万円に引き上げ、期末手当も20%割り増しを要求しました。この時からこれに反対し、議員報酬の減額を要求し続けてきたのが共産党なのです。私は県議会の議員特権、無駄使いを正すためにも、がんばります。