むねた裕之
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北方領土・全千島は日本の領土

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いまAPECが行われていますが、中国の尖閣諸島問題と同時にロシアとの北方領土問題も大きな焦点です。

北方領土・全千島は国際法上も歴史的にも日本の領土です。千島列島は1875年ロシアとの「樺太・千島交換条約」で全島が日本の領土に確定しました。ところがソ連スターリンは終戦間際に「領土不拡大」という戦後処理の大原則を踏みにじって千島列島と北海道の一部の歯舞、色丹島を占領しました。北方領土問題の最大の根源がここにあります。

ところが日本政府は、この根本問題を避け続け、さらに間違った対応をしてきました。一つは51年サンフランシスコ平和条約で千島列島を放棄し、二つに国後、択捉は千島に入らないと変換を要求してきました。これは国際的に通用しない主張です。

日本政府はこの対応を改めて、ロシアにたいして「領土不拡大」の根本問題をただし、歴史的事実と国際的道理にたった領土交渉をするように強く要請します。