むねた裕之
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お金持ちへの優遇税制

20100828

今週の赤旗新聞日曜版は税金の話です。特に富裕層への優遇税制の特集で、日本は異常です。所得が1億円を超えると税金の負担率が急激に下がるのです。そのカラクリの一つが「証券優遇税制」です。大量の株を保有して配当金を得たり、株の譲渡で利益をあげても税金が優遇される仕組みです。どのくらい得か?例えば、株の配当や売買で20億円の所得があるとします。給与所得なら税金は50%の10億円です。しかし証券優遇税制なら税金は10%の2億円で、8億円も得をするのです。庶民は銀行預金の利子にさえ20%の税金がかかるのに!