むねた裕之
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決特(中原街道拡幅工事)-千年交差点の形状は住民の意向に沿って

中原街道拡幅工事(蟻山坂工区)について

千年交差点から能満寺交差点までの中原街道拡幅工事「その3」の説明会が6月13,16日に行われ、工事が再開しました。説明会には私も参加して意見・要望を聞いてきました。

南部都市基盤整備事務所からの説明では、工期は5月15日から11月30日までで、影向寺バス停付近を最大1.4m盛土します。

拡幅工事その3において、工事の進捗状況を伺います。計画通り終わるのか、伺います。

答弁①

本事業につきましては、高津区の千年交差点から能満寺交差点に至る蟻山坂工区において、工事延長661メートルを現道幅員約7メートルから、 15メートルに拡幅するものでございます。 本年5月より工事着手したその3工事につきましては、 影向寺バス停付近の220メートル区間において、道路拡幅に伴い、取付道路への接道を確保するため、現道地盤面を高くする盛士などを行っております。 引き続き、適切な進捗管理を行い、契約工期である 11月末の完成に向けて工事を進めているところでございます。

今のところ計画通り進んでいるということです。説明会では、その間、その付近で接続している道路は、通行止めになるということでした。

通行止めになる箇所と住民への周知について伺います?

答弁②

本工事に伴う通行止めにつきましては、丸子中山茅ケ崎線に接続する取付道路4か所について、工事の進捗状況に合わせて実施しているどころでございます。 本工事は、交通管理者との協議により、夜間につきましては、取付道路付近の施工の際、一時的に取付道路を通行止めとしておりますが、翌朝には解除している状況でございます。

また、周知につきましては、地域の方々に対しまして、 工事説明会を実施するとともに、お知らせの配布や案内板、予告看板等にて周知しているところでございます。

通行止めになる道路は、「影向寺から下る千年89号線」、「自転車店に出る子母口富士見台1号線(夜間のみ)」、「能満寺に向かって下る左側の側道入口千年105号線(夜間のみ)」などです。工事の時間帯が、21時から翌朝5時ということで、夜間の通行止めが多いですが、翌朝5時には解除するとのことです。また、地域の方に対しては、お知らせの配布、案内板、予告看板で周知しているということでした。

住民説明会では、いろいろな意見や要望が出されましたが、その一つが振動・騒音の問題です。説明会では、工事中の道路のつなぎ目、段差のために「トラックが通ると地震のような振動が起こる」という声が多数上がりました。この件で私は、現地を調査して段差などを確認し、施工業者である重田組とも会い、道路のつなぎ目や段差をできるだけ小さくするように求め、業者も「努力する」と答えました。

住民説明会での「振動がひどい」という意見について、その原因と対策を伺います。

答弁③

住民説明会におきまして、工事中の舗装の継目などに よる段差を原因とした騒音・振動対策について、御要望をいただいているところでございますので、出来る限り段差を緩やかに擦り付けることで騒音・振動の低減に努めているところでございます。

以前とは、異なる業者、異なる工法で実施しているため、前ほど大きな段差はなくなりました。ただ、工事が夜間ということで、「騒音で眠れない」などの声も聞かれました。ぜひ、騒音・振動の低減に努めるよう求めておきます。

説明会で出された意見で、問題となったのは、千年交差点の形状です。行政からは、今の五差路ではなく影向寺に上がる旧道は閉鎖すると県警が判断したと説明され、多くの方から「断固反対」との強い意見が出されました。千年交差点付近の地権者の方は、「それでは話が違う」「私は旧道から交差点に出られることを条件に土地の収容に応じた」とのべ、反対を表明していました。後日、私は、この地域の聞取りを実施をしましたが、「交差点から入るのは禁止でもよいが、出られるようにしてほしい」、交差点近くにできた新築の住宅の方たちからは、「出られなくなったら困る」という声も多くありました。

千年交差点の形状について、影向寺に上がる旧道は、どうなるのか?

答弁④

当該箇所につきましては、千年交差点付近に、市道千年87号線が接続する計画でございます。 本年6月に実施した工事説明会におきましても、地域の方々から、市道千年87号線から本線への車両の通行 についての御要望をいただいておりますので、引き続き、 車両通行について、地域の方々や関係機関と協議を進めてまいります。

私たちがやった聞き取りの後、神奈川県警から「形状については決定していない」という回答があり、また「地域住民の要望を考慮しながら」決めていくとのことでした。ぜひ、地域住民の声や要望をよく聞きとって、住民の側に立って形状を決めていくことを強く要望します。