むねた裕之
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あやめ会(精神保健福祉家族会)との懇談―どの要望も切実!

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7月19日、あやめ会(川崎市精神保健福祉家族会連合会)と来年度の予算要望について懇談しました。

あやめ会は

川崎市内に在住している精神に障がいを持つ方とその家族によって組織され運営され、その目的は精神に障がいを持つ方や家族が安心して暮らせる社会の構築を目指しています。活動は、心の健康相談、訪問活動、家族学習会・交流研修会、地域活動支援センターやグループホームの運営、要望活動、レクリェーション活動、広報活動などの各種事業を行っています。

予算要望の概要

(主要な要望)

①障害者差別解消法の施行を踏まえ、市民に対する啓発活動、学校教育の中での学習、教員への研修、地域協議会の設置、条例の制定を

②在宅の当事者への訪問支援、引きこもり状態にある当事者を医療につなげる支援を

③地域移行・地域定着支援をすすめるために、退院に向けた相談、退院後の生活訓練支援、介護サービスの充実を。退院後の受け皿となるグループホームの増設、市営住宅への優先的入居、賃貸アパートの家賃補助、保健師の派遣を。

(その他の要望)

①重度障害者医療費助成対象に入院医療費も加えて

②精神科医療について、救急医療体制の拡充、実態把握と受け入れ態勢の整備、定期的検診の受信の徹底を

③各区の保健福祉センター、相談支援センターの職員数の増員と実務経験者の配置を

④在宅の訪問医療、生活支援を行うACTの創設を

⑤JR、私鉄、有料道路等の割引を

⑥入院医療援護金の増額を

懇談では

・「障害者の家庭の8割が貧困状態」という話があり、改めてどれも切実な要望だと感じました。また、どの方も「親の亡くなった後が心配」という声を聴き、親亡き後の受け皿の問題は、さらに切実だと感じました。