むねた裕之
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日本の米軍基地の異常(2)ー攻めるための軍隊

日本の米軍基地の異常No2-攻めるための軍隊

日本の米軍基地の世界のどこにもない2つ目の異常は、日本の米軍は全部「攻めるため」の軍隊だということです。
たとえば、横須賀の空母とその艦隊は、80機もの艦載機を乗せて敵地に爆撃をおこなう海の「殴りこみ部隊」です。米空母を母港にしている国は、世界のなかで日本、神奈川県の横須賀市だけです。しかも、アフガン戦争の時にも真っ先に駆けつけ、ミサイルの第一撃を発射したのは、日本を基地とする米空母艦隊の駆逐艦オブライエン、イラク戦争の時の先制第一撃も米空母駆逐艦カウペンスでした。

沖縄の海兵隊も、アメリカ国外では日本だけに置かれている部隊です。海兵隊というのは、その国を守るための軍隊ではなく、他国を攻めるときに真っ先に敵地に上陸する特殊な任務を負っています。イラクでのファルージャの大量虐殺にも沖縄の海兵隊が参加していました。しかも、海兵隊は、人を殺すための特別な訓練を受けています。元海兵隊員のアレン・ネルソンさんは「海兵隊では人を平気で殺せるようにするために、母性というものを徹底的に破壊する」と話していました。要するに人を殺せるようにするには、自分を一番愛してくれている母親を徹底的に侮辱して母性や人への愛情を一切なくすような訓練をするのです。だから、横須賀市でおきたの女性殺害事件のように、平気で人を殴り殺し、そのあと平気で、コンビニで買い物できる人間が出来上がるのです。まさに海兵隊は、「殴りこみ」・「人殺し訓練」を受けた軍隊なのです。

日本にある米空軍は、「航空宇宙遠征軍」と呼ばれ、世界中の戦闘に投入される、これも「殴りこみ」部隊です。このように他国を攻めるための米空母艦隊、海兵隊、空軍があるのは世界でも日本だけなのです。