むねた裕之
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2014年原水爆禁止世界大会が始まるー核兵器の使用を禁止する条約の実現を!

2014年原水爆禁止世界大会が始まりました。

 1945年8月6日、9日-広島・長崎に原爆が投下され、2つの街が一瞬にして、「地獄」に突き落とされ、約21万人もの尊い命が奪われました。

 1954年3月1日、アメリカが太平洋ビキニ環礁でおこなった水爆実験によって日本国民は三度の原水爆による被害を受けました。ビキニ水爆被災事件をきっかけに、広島・長崎の被害、放射能による惨禍を広範な国民が知り、核兵器の廃絶を求める「原水爆禁止署名」が全国でとりくまれ、1年余で当時の有権者の過半数3400万に達しました。

 こうした原水爆禁止を求める大きな国民の声を背景に、1955年8月、広島で第1回原水爆禁止世界大会が、翌56年には、長崎で第2回原水爆禁止世界大会が開かれました。以来毎年、世界の人々と連帯して世界大会が開催されてきました。

広島と長崎に原爆が投下されてから69年目の夏を迎えようとしています。

ことしの大会は2015年核不拡散条約(NPT)再検討会議、原爆投下70年を翌年に控えています。「生きているうちに核兵器のない世界を」の被爆者の願いの実現へ、大きな役割を果たす大会です。

いま世界は、核兵器を作ることも、持つことも、使うこともすべて禁止する条約の締結へ、交渉を開始しようと求める国々は国連加盟国の3分の2を超えます。核兵器の非人道性から、その廃絶を求める流れも強まっています。

被爆国日本が果たすべき役割は、憲法9条と「非核三原則」を守り、核兵器全面禁止・廃絶の先頭に立つことです。この立場に立って非核平和外交をおこなってこそ、アジアや世界の平和に貢献することができます。

この日本で、安倍政権がすすめる「戦争できる国づくり」をやめさせ、核兵器全面禁止と非核平和日本の実現をもとめる声と行動を大きく広げるために、ぜひ、力を合わせましょう!