むねた裕之
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川崎市議会・傍聴記ー一体誰のための医療か!

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川崎市議会の6月議会を傍聴し、福田市長の市政の問題点が浮き彫りになりました。

第1は、今の国政の大問題、集団的自衛権行使容認について、市長の見解を求めましたが、国の問題として態度を明らかにしませんでした。

集団的自衛権の問題は、単に国の問題というだけではなく、首長も守るべき憲法と何より川崎の若者が戦場に送られるかどうかの問題です。

しかし、市長の答弁は「国政の場で議論を」と人ごとのように答えました。
全国に先駆けて平和都市宣言をした川崎の市長としていうべきことを言わない、情けない態度でした。

第2は、川崎の医療に対する姿勢です。
共産党は、市長の「子どもの医療費無料化を小学校6年生まで」「すぐに実施する」という公約通り、補正予算を組んででも今年度中に!と要求しました。

千葉市は、今年8月から小3から中3にまで医療費の無料化は拡充されます。それは昨年のアンケート結果を見て市長は「小6まで」と言っていた公約を一気に中3にまで引き上げる決断をしたのです。見習ってほしいものです。

しかし、福田市長は「2015年度以降の実施を検討する」と述べるのみ。

一方、臨海部には「国際医療拠点」ということで世界トップクラスの医療を外国人のために提供する国際戦略特区をつくり職員まで配置しようとしています。

川崎市の税金を使っていったい誰のために医療をしようというのか?
医療の対象が間違っています。

医療は川崎市民、特に子どもたちとお年寄りに!