むねた裕之
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石巻震災ボランティア−仮設住宅に2年、ストレスで病気に

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石巻震災ボランティアの2日目は、仮設住宅に物資を届けながら聞き取り調査をしました。
特に仮設住宅に2年以上も暮らしていていろんな問題が出ていました。
旦那さんを亡くして一人住まいのお年寄りは、表面的にはすごく明るくふるまっていましたが、よく話を聞いてみると、ストレスで過呼吸と診断されました。遅れて仮設に入り話し相手もいません。「となりの家からイビキが聞こえてきたり、いろんな不安や不満を話す所がない」と話してくれて「こうやって話すのが楽しい」と喜んでくれました。
ある人は「住む所がきまらない」と打ち明けてくれました。自分の家は津波で流され、そこを売っても以前の半値。高台の土地は高くて家が買えない状態でした。
とにかく「早く仮設住宅を出たいのに住む所が決まらない」という悩みが多く、仮設はカビだらけで2年以上も住むようにはできていません。お年寄りのストレスも限界でこれ以上続くと孤独死も出るような状況です。