むねた裕之
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原発労働者の実態−「友人が爆発で吹き飛ばされた」

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神奈川青年革新墾が主催した講演会「原発と被爆労働」を聞きに行きました。
講師は布施祐仁さん(平和委員会)で、福島第1原発で働く労働者を取材してきました。
取材するキッカケは、現地で出会った原発労働者から「友人が原発の爆発で吹っ飛ばされた」という話を聞いたことです。

驚いたのは現場の被爆線量の高さです。ガレキ処理30分で20mSvの作業を数回繰り返します。大変な被爆線量です。しかし、被爆をしていても労災は申請できません。申請するとその下請け会社の仕事が減らされるからです。この20年間で労災認定はわずか10件です。

もう一つは、賃金。働いている人は3、4次下請けの人。東電からは日当10万円+危険手当2万円出ているのに働いている下請けの労働者には、1.5万円で危険手当さえも削られてしまいます。
こんなリアルな実態が報告されました。
多くの学生、高校生も真剣に聞いていました。