むねた裕之
むねた裕之むねた裕之

被災地・石巻の実態−安定した仕事・収入と食料品、毛布が欲 しい

120219_100728.jpg

石巻震災ボランティア第11陣には5人(青年3人)が参加しました。3月23日からのボランティアセンター再開に向けた先発隊となりました。
17日の夜出発しての強行軍で、しかもマイナス9度という寒さのなかでしたが、みんな頑張りました。
仕事は、東京・昭島の人達と仮設住宅での無料バザー、炊き出し・もちつきでした。
今回のボランティアでの一番の収穫は、被災地の実態をつかめたことです。

・仮設以外の被災者の実態
1階を津波でやられ2階で頑張っている方々が相当数いるのに、行政はその数も掴んでおらず、支援もほとんどなく、取り残されている状況です。仮設で配られている6点セット(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、レンジ、ポット、炊飯器)や市からの電気ストーブ、ホットカーペットなども支給されません。共産党の事務所に泣いて訴えてくるなど、大問題になっています。

・切実な要望−安定した仕事と毛布、食料品
漁港の復興は1/20、冷凍倉庫がほとんどまだ復旧せず、仕事はあっても賃金が安く、短期です。また海の近くを避けたいということもあり、募集しても集まらない状況です。
義援金も2回ほど配られましたが約50万円程度。寒さも例年より厳しく、毛布や食料品の要望が多くありました。
これからのボランティアとしては、3月から4月にかけて、ワカメ、メカブなどの収穫時期で浜の仕事も出てくるようです。

次回、石巻震災ボランティアは3月16−18日を予定しています。