むねた裕之
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演説会ご苦労様でした-私が県会でやりたいこと(1)ー神奈川のひどい実態を変える

私が、県会にいってやりたいことが3つあります。
●第1は、神奈川県のひどい実態を変えることです。神奈川県には大きな問題があります。実は、神奈川県民は全国で2番目に多く税金を納めています。一人当たりの住民税の額は全国2位です。ところが、福祉や教育の予算は全国最下位クラスなのです。たとえば、一人当たりの教育費は全国47位で全国最低、一人当たりの福祉の予算は全国40位です。ではどこに私たちの税金をつぎ込んでいるかというと、臨海部の港、基盤整備、大企業誘致に多額の税金がつぎ込まれています。
たとえば、みなとみらいに日産本社がきましたが、あの建設費350億円のうち、私たちの税金が56億円も使われています。
川崎では、船が来ない港と言われて有名になった川崎港があります。ここには皆さんの税金が400億円つぎ込まれて巨大な岸壁を作りましたが、船が来ない。このコンテナーターミナル会社はつぶれてしまい、今、その赤字を皆さんの税金で払っています。それなのに船が来なくて破たんした川崎港に、これから1000億円以上かけて巨大な港を作ろうとしているのです。
これらの計画のお元は県が作っています。この計画をやめさせるためには県政を変えなければならないのです。わたしは必ず、この巨大な無駄使いを中止させるために全力を尽くします。
こういう計画をやめさせて県政を変えれば、いろんな皆さんの切実な要求が実現できます。
たとえば、保育園の問題です。保育園の待機児の数では全国1位が横浜、2位がこの川崎で、全国で最も保育園に入れない県が、神奈川なのです。先週、川崎市から保育園の入所できるかの通知が届いた家庭も多いと思います。ショックを受けた家庭も多いのではないでしょうか。1336人の応募で586人が保育園に入れませんでした。この前、住吉の保育園に視察にいったら、0歳児の6名の定員枠に104人の応募、1歳児の10人枠に124人の応募がありました。園長先生は「東大に入るより難しい」と言っていました。保育園に入るのに東大に入るより難しいというのは、とんでもない話です。保育園の増設は緊急の課題です。しかし、保育園の建設費の半分は県が出しています。私が県会にいって、必ず保育園の財源を確保して保育園の待機児をゼロにするために全力を尽くします。
教育の問題も県です。教育の問題も深刻で、神奈川県は、公立高校に入るのが日本で2番目に難しい県です。 先週、公立高校の合格発表があり、私の友人の娘さんも公立高校を受験しましたが、落ちてしまいました。その娘さんは、ショックで1日部屋に閉じこもっていたそうです。 この原因は、今の県知事が、25校も県立高校をつぶしてしまっていることにあります。せっかく、公立高校が無償化されてもどんなに頑張っても、受験生の6割しか公立高校に入れないのです。一方、私立高校は全国で1番学費が高いのがこの神奈川です。高校生にとって全国で最も冷たい県が、この神奈川県なのです。私は必ず、公立高校の定員枠を増やし、私立高校の学費助成金を増額して、「15歳の春は泣かせない」教育を実現します。
お年寄りの問題も切実です。神奈川は、老人福祉の予算は全国45位、特に特養ホームは待ってもとても入れない状況です。この前、とどろきの特養ホームの施設長さんと話したら、130人の定員で今、1000人の方が待っているそうです。特養ホームの建設は切実ですが、行政に要請すると予算とともに「土地がない」と言います。
でもみなさん、この中原区には、広大な県有地が使われずに残されているのです。県立技術校跡地です。グランド2面分もある広大な土地を県は「警察官舎を建てる」と言って2年間も放置されています。しかし、この計画は、2年たっても一向に進んでいません。だいたい警察官舎を建ててほしいという声を私は聞いたことがない。ここにこそ、足りない特養ホームを建てるべきです。私を県会に送ってもらえれば、この県有地に足りない特養ホーム、保育園、スポーツ公園や集会場など、住民の要求する施設を作るために全力を尽くします。