むねた裕之
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農産物に異変

商店街を訪問していて、農産物に異変が起きていると感じてます。農協の支店長さんは「この暑さで土地が乾燥していて、果物、野菜のほとんどがひどい状況。多摩川のナシもだめ。毎年やっている「お祭り」が出来るかどうかという話まで出ている」と話していました。

特に米作りに異変が起きています。米価が暴落していて、秋田では1俵9000円と昨年の7割までさがっています。1俵作るのに16000円はかかるのに、これでは農家は食べて行けません。

これには2つの理由があります。1つは、政府が個別所得補償制度の導入を理由に「米の需給調整や価格にはいっさいかかわらない、と宣言したからです。2つにはこの政府の姿勢をみて日本中に米価暴落の不安が広がり、買い手のもっと下がるんじゃないかという「買い控え」、売り手の早く売ろうとする「売り急ぎ」の状態が起きています。根本には政府の姿勢が原因で起きています。

早く政府は「国の責任で米の需給と価格を安定させます。米の過剰分を買い上げます」という姿勢を見せるべきです。