むねた裕之
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川崎市・橘処理センター:大気汚染防止策は国内トップレベル、駐車場が広域避難場所に

12月議会の一般質問「橘処理センターについて」の質疑を紹介します。

【質問】

(ディスプレイ)

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大気汚染防止について、排出ガスはどのくらいの改善されるのか?

【答弁】

現在建設中の橘処理センターは、より環境負荷を低減したごみ焼却処理施設を目指しておりまして、ごみの焼却に伴い発生する大気汚染物質の排ガス基準につきましては、法定基準値より厳しい、国内トップレベルの自主基準値を設けております。一例で申しますと、窒素酸化物については、法定基準値が250ppm以下のところ、自主基準値では24Ppm以下とするなど、環境への負荷に配慮した排ガス処理を行なってまいります。

【質問】

・大気汚染物質について、旧施設と比べるとばいじん、窒素酸化物は2分の1以下、塩化水素は6分の1、ダイオキシンは63分の1とかなり改善されます。

土地の利用について、どのような機能が追加されるのか?(広域避難場所と駐車場、緑化)

【答弁】

建設中の橘処理センターでは、市民プラザとの高低差を解消するため新たに造成地盤を建設し、約3,300平方メートルのまとまった平地を創出いたします。

この平地は、市民プラザと一体的な運用を予定しており、平時には駐車場、災害時には広域避難場所として活用する計画としております。あわせて、緑地も確保し、環境学習の場としても活用できる、市民にも親しみやすい空間としてまいりたいと芳えております。

【質問】

・市民プラザと一体に使えるように駐車場、災害時の広域避難場所を作り、市民プラザ通りから上がれる屋外エレベーターが設置されます。

(ディスプレイ・避難場所)

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橘リサイクルコミュニティセンターについて、利用者数と利用団体数は?どういう計画なのか、伺います

【答弁】

令和2年度の利用者数は約12,000人で、そのうち約9割がリユース家具の引き取りを目的としております。また、施設を利用して活動している市民団体は古着類のりメイクを行っている3団体となっております。

平成5年に設置された本施設については、環境学習機会の増加や民間のりユース市場の充実等、開館以降の状況変化や、利用者数の低迷等の施設の課題等を踏まえ、当初の役割を果たしたものとして、必要な機能の代替・拡充の取組の方向性を示したうえで、当該施設機能を廃止することについて、現在、パブリックコメントを実施しているところでございます。

【要望】

・現在、年間12000人が利用しており、多くのサークルが学習教室を開催したり、古着を販売したりしています。リユースでは、家具などを修理して市民に提供したり、サークルも安い料金で利用できていました。「今のように安い料金で利用できなくなるのでは?」「家具などの提供は続けてほしい」などの声があります。パブコメを実施している最中ですが、ぜひ、市民のこういう声を聴き、今後の利用計画に生かしていくように要望します。