むねた裕之
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新型コロナー1月中旬、市は医療崩壊を起こし「命の選別」をする事態に

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1月中旬、医療崩壊になり2000人を超える人が自宅で放置

むねた議員は、川崎市の医療提供体制について、1月中旬にコロナ病床の利用率が9割を超え、119番通報の「搬送困難事例」は1月318件となり前年同期の4倍に達し、119番通報しても入院を受け入れられない完全な医療崩壊に陥ったこと。そのために感染しても入院できない状況が続き、川崎市の自宅療養者数は2000人を超え、全県の自宅療養者の8割が川崎市となるなど突出。本来入院しなければならない方が自宅で放置される事態となったことを指摘。

福祉施設に対して入院・119番通報制限を出し「命の選別」をした

1月18日、川崎市は、市内福祉施設に対して福祉施設から陽性者が出た場合は自分の施設で療養させること。119番要請は重症・急変以外は制限するという通達を出しました。むねた議員はこのような医療崩壊、自宅での放置、入院・119番通報の制限など市民の命を危険にさらした責任を質しました。市長は「命を優先した」という答弁でしたが、むねた議員は「命の優先」ではなく「命の選別」だと厳しく責任を追及しました。

市の無為無策の結果、医療崩壊を起こしたのに市長からは反省の言葉もなし

また、むねた議員は「この第3波に備えて何をやってきたのか」と質問。市長は「準備をしてきた」という答弁でした。しかし、「準備をした」のは県から言われたことだけで、しかも、県から言われてからやったこと。自宅待機者が2000人以上出ているのに市内の宿泊施設を一部屋も確保しない、医療機関に対し市からの財政支援はなし、コロナ即応病床も12月になるまで1床も増やさず、医療スタッフも減らしたままだったことを指摘。「こういう市の無為無策の結果、医療崩壊を起こし、市民の命を危険にさらした」と追求。しかし、市長からは反省の言葉は一言もありませんでした。

今後、コロナウイルスの変異株が広がり第4波が起こる可能性もあります。二度とこういう医療崩壊を起こさないためにも医療提供体制を今以上に強化することを要望しました。