むねた 裕之

宗田 ひろゆき
日本共産党川崎市議会議員(高津区)
携帯日記

リニア中央新幹線―等々力非常口は浸水地域、梶ヶ谷では深夜工事

2019年12月23日

12月17日、12月議会の一般質問で、むねた議員は「リニア中央新幹線問題について」質疑をしたので紹介します。

●質問

・リニア中央新幹線の問題は、全国的には、地下水の問題、残土の問題など自然破壊にもつながり、各地で訴訟も起こされています。川崎市内については、地下40~50mを16.3キロのトンネルで結び、非常口は5か所に作られる計画です。現在、各非常口の立坑の工事が進められています。

等々力非常口について(まちづくり局長に)

等々力非常口―浸水510mで最も危険な地域

等々力非常口について、浸水ハザードマップでは何m浸水する区域になっているのか?伺います

◎答弁

当該非常口用地のハザードマップにおきましては、深さ 3メートルから5メートルと、 5メートルから 10メートルの洪水浸水想定区域にまたがっております。

●質問

・この非常口は、5~10mの浸水地域にあり、ハザードマップでは最も警戒すべき被害が予想されている。現に、今回の台風19号でも、すぐ近くの市民ミュージアムで浸水被害があったばかり。

どういう洪水対策が取られているのか?対策は見直しされているのか?伺います

◎答弁

浸水対策につきましては、 JR東海において、多摩川が溢水した場合でも、非常口内部への浸水を防ぐため、堤防より高い浸水防止壁を周囲に設置することについて、検討を進めていることを確認しております。

●質問

川崎市は、洪水対策についてどういう指導を行っているのか?伺います

◎答弁

浸水対策に関する本市の対応につきましては、リニア中央新幹線については、大深度法に関する基本方針とともに、本市のハザードマップ等をもとに、十分その対策を行うよう、 JR東海に対し伝えたものでございます。

●質問

(ディスプレイ)

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14年環境影響評価書-降雨について「影響ありません」

・2014年にJR東海から出された「環境影響評価書」において、「自然災害等への対応」についてでは、降雨について「走行への影響はありません」の一言。14年の等々力非常口の施設概要を見ても浸水防止壁もなく、設備棟、周辺施設も地下になっています。非常口の構造についても、洪水対策をした形跡さえありません。昨年5月の説明会では、非常口からの浸水防止対策はありましたが、防水扉、止水板などで、とても水深10mに対応した対策とは思えません。今になって急に対策をとることになったとしか思えません。

・もし多摩川が氾濫して、雨水が流入すれば、電気設備、トンネルが水没し大変な被害が出ることは明らかです。

等々力非常口の工事は今からでも中止を

・今から、浸水深10mもの浸水対策をとること自体、無謀ですし、多摩川の氾濫に関して最も危険な地域に非常口を作る計画自体、間違いです。等々力非常口の工事は今からでも中止すべきです。

梶ヶ谷非常口について、まちづくり局長に伺います

(ディスプレイ)

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梶ヶ谷非常口の工事-深夜まで24時間体制で

・梶ヶ谷非常口の工事は、深夜まで、24時間体制で行われていると周辺住民の方たちからお聞きしました。

梶ヶ谷非常口の工事が24時間体制になった期間を伺います

◎答弁

当該非常口につきましては、現在、ニューマチックケーソンエ法による掘削・沈下工を行っているところでございまして、今年の10月から一部の工事について、昼夜施工を実施しているとJR東海に確認しております。

●質問

・10月から24時間体制で工事が行われているということです。

近隣からの苦情はあったのか?伺います

◎答弁

昼夜施工につきましては、周辺にお住まいの方から騒音 ・振動について御意見があったことをJR東海に確認しております。

同社におきまして、いただいた御意見や工事の状況等を踏まえ、防音シートの設置等の対策を行っております。

●質問

深夜、残土を運び出す作業でかなりの騒音で住民から苦情

・現地では、深夜だというのにヤード内はライトで照らされて、残土を入れた容器がクレーンでつり上げられ、外に運び出す作業が続けられています。かなりの騒音が響き渡っていました。10月に周辺住民から苦情があり、11月は見合わせるということでしたが、12月以降も深夜の作業はやることになるというのが現場の方の話です。

過去の工事説明会で、「立坑の掘削工事を深夜に行う」という説明はあったのか?伺います

◎答弁

当該工事の作業時間につきましては、現在の掘削・沈下工については、工事説明会において、施工時間は6時から23時まで行うことを基本として、現地の状況等により変更となる場合があることが説明されております。

なお、昼夜施工については、周辺町内会への掲示等により地元へお知らせした上で実施していることを、 JR東海に確認しております。

●質問

住民説明会では、深夜作業について一言もなかった

・2年半前の工事説明会では、立坑の掘削工事を深夜にやるという話は一切ありません。作業場の入り口にある予定表を見ると10月の作業時間は「6時~23時」とあり、「一部の作業については翌6時まで行います」という補足がつけられていただけです。

・町内会の掲示板でお知らせをしたということですが、住民説明会もやられず、近隣住民には全く説明がない。深夜に工事をやるという情報すら住民には届いていないのが実情。

立坑の工事の完了はいつなのか? 工事の延長はあるのか?伺います

◎答弁

立坑の工事につきましては、当初の予定通り、令和2年7月までに完了する予定で工事を進めていると、 JR東海から伺っております。

●質問

工事は遅れており来年7月の工事完了は困難

・現場の方の話では、工事は遅れており、10月の作業時間の延長、24時間体制は工事の後れを挽回するためにJR東海が指示を出したものだということ。さらに、たとえ24時間体制を組んだとしても、予定期間の工事完了は困難であり、来年7月以降の工期の延長、再契約も検討中とのことです。

要望

・深夜作業の問題、工期の延長の問題もある。早急に住民説明会を開くことを要望。

●質問

リニアのルート上の地権者について、まちづくり局長に伺います

土地の所有権は地下にも及ぶ―地権者に承諾をとるべき

・昨年の6月議会では。地権者の所有権は大深度地下にも及ぶこと。地権者は土地利用、建設、売買で制限を受ける場合があること。法務省は、同意なく開発行為を行えば「土地所有権の侵害に当たる」と答弁していることなどを明らかにしました。「地権者に1軒1軒きちんと説明し承諾をとるべき」という質問に対して、まちづくり局長は「地権者に使用制限や損失の補償について正確に説明するようJR東海に求める」という答弁をしました。

トンネルの掘削工事の予定はどうなっているのか?伺います

◎答弁

トンネル掘削の実施時期につきましては、現時点では未定でございますが、工事着手前には、施工方法や工事用車両のルート、安全対策等の具体的な内容について工事説明会を開催した上で、工事に着手することをJR東海に確認しております。

●質問

地権者に11軒説明を行ったのか?地権者に了承をとることは行ったのか?伺います

◎答弁

ルート上の地権者等への説明につきましては、掘削工事の進捗にあわせ、事前に、工事内容等についてお知らせする予定であり、現在、その具体的な方法について検討中であると、 JR東海から伺っております。

次に、本市域につきましては、大深度法の認可を受けているため、地権者の了承を得ることは定められておりませんが、本市といたしましては、地権者をはじめ、周辺住民の皆様に対して、丁寧な説明を行うよう、引き続き、同社に対し求めてまいります。

●要望

地権者の多くの方は了承していない―11軒説明を

・まちづくり局長は「地権者に使用制限や損失の補償について正確に説明するようJR東海に求める」という答弁しましたが、JR側は地域の集会場で1回、説明会がやられただけで、行かなかった方には説明にも来ないし、地権者の多くの方は了承もしていないということです。

・あらためて、リニア新幹線のルート上の地権者の方に1軒1軒説明をしていくこと。承諾をとるまでは工事を行わないことを市としてJR東海に求めることを要望します。

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