むねた裕之
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臨時会での議会の役職の選出方法について

5月20,21日で臨時会が開かれ、川崎市議会の議長、副議長、神奈川県内広域水道企業団議会議員、神奈川県川崎競馬組合議会議員、神奈川県後期高齢者医療広域連合議会議員が選出され、続く全員協議会で監査委員が選出されました。

日本共産党は、前々回まで40年間続けられてきた「慣例に基づいた議会の役職の選出」方法を求めましたが、世話人会での合意が得られず、投票による選挙となり、日本共産党は市議会第2党、第2会派ですが、残念ながら、どの役職も当選には至りませんでした。

選出方法について、議長推薦の際、大庭議員から以下の発言がありましたので紹介します。

このたびの議長選挙にあたり、4年前の2015年度の選挙に引き続き複数候補による選挙ということになりました。

 私たちは議会運営というのは、それぞれの立場を尊重し、公正公平で民主的な議会運営を行うことが大切ということを前提に、40年間、何の問題もなく続けてきた慣例に基づいた議会の役職の選出を前回同様に求めてきました。

 国と異なり、地方自治体では首長と議員は直接住民から選挙で選ばれるという2元代表制がとられ、議会・議員は行政をチェックしていく役割を担っています。

 行政をチェックするとともに、市の施策に住民の多様な意見を反映させていくためには、大会派のみならず少数会派も役職を担うことが求められます。そのような観点から、これまで正副議長は第1・第2会派から、監査委員は第3・第4会派から、神奈川県内広域水道企業団議会議員、神奈川県川崎競馬組合議会議員、神奈川県後期高齢者医療広域連合議会議員については、議員数の比例按分によって選出してきました。

 しかし、こうした慣例を踏襲することについて、今回の世話人会においても、合意に至りませんでした。私たちは、議会の役職は住民の多様な意見が反映できる今までの選出方法に戻すべきと考えています。