むねた裕之
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函館市を視察ー地域防災計画について

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総務委員会で、青森市と函館市を視察しました。

 

特に、私が高校3年間を過ごした函館市では、地域防災計画について行政からの説明を受け、大変勉強になりました。

函館市は、海に囲まれ、火山もありすべての種類の災害に対する対策を立てていました。

地震では、日本海、太平洋、活断層の直下型と3種類の地震と津波を想定。

火山災害では、恵山という火山に対する予防、避難計画の策定。

海上災害では、昭和29年の台風で洞爺丸など4隻の青函連絡船が沈没して死傷者1600人を出した経験を生かし、海難事故に対する予防対策。

などなど多様な対策が立てられていました。

要配慮者対策としては、185の町会のうち54町会から要配慮者の名簿が出され、要配慮者名簿が完成しています。

また、災害種類ごとに避難場所を作り、今年の3月で237か所、それと福祉避難所として56施設も指定され、それぞれの事業者と協定を結び、要配慮者の受け入れ態勢を整えていました。

各避難所の開設についても、市職員がいけなくなった場合でも「避難所地域協力員制度」を作り、地域住民がみづから鍵を開けることができるようにするなど、細かい配慮がなされていました。

川崎市としても、要配慮者をどのように安全に避難させるのか?参考になると思います。