今回の代表質問で、もう一つ問題になった大規模事業は、東扇島堀込部埋立事業です。
コンテナターミナルに隣接する場所で、総事業費240億円にもなります。
この埋立が、なぜ必要なのか?その必要性について最後まで答えられませんでした。
港湾局が示した3つの目的は、
①「コンテナ貨物用地の拡張」・・10年後のコンテナ取り扱い量の目標40万TEU(14年度、6.8万TEU)となる根拠も示さない
②「完成自動車用地の拡充」・・現在の不足台数も示さない
③「倉庫の建替えの代替地」・・早期の建替え計画がどれだけあるか、代替地提供の要望があるのかにも答えられず
など、3つの目的についての具体的な根拠は示されませんでした。
また、財政的には、建設発生土を埋立用材として受け入れ、10年間で140万m3の埋立土の収入で240億円まかなうとされています。
そうすると、1m3あたり17000円、払われないとないとだめですが、答弁でも1万~12000円で、浮島の処分単価は3790円。とても足りません。このように、財政的な根拠も最後まで示されませんでした。
必要性についても、財政的な根拠も示すことのできない東扇島堀込部埋立は、不要不急の事業であり中止するべきです。