むねた裕之
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富豪62人の資産=最貧層50%(36億人分)の資産

国際援助団体オックスファームが経済報告書を発表。

報告書では、驚くべき事実が明らかに

1.最富裕層1%の資産>その他の99%の資産

2.富豪62人の資産=最貧層50%(36億人分)の資産

 

2010年では、「最貧層50%の資産=富豪388人分の資産」だったのが、この5年間で富の集中が進み、富豪62人分になった。その総額は207兆円。その間、最貧層50%の資産は1兆ドル(118兆円)減っている。

世界的な貧富の格差は、この5年間で急速に広がっている。

富豪や大企業は、海外にあるタックスヘイブンに預けて税の支払いを免れており、その額は7兆6000億ドル(894兆円)にも達する。調査した大企業201社の内188社がタックスヘイブンを利用。

すべての先進国とほとんどの発展途上国で労働者の所得は下がっている。

オックスファームのビヤニマ事務局長は「数億人が飢えているのに、それを救えるはずの富を富裕層が吸い上げている状況をこれ以上許してはならない」と呼びかけている。

ダボス会議でこの状況を訴える予定。