むねた裕之
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日本の米軍基地の異常(3)ー日本国民の税金を使う

日本の米軍基地の異常No3-米軍のために世界一税金と使う

日本の米軍基地の世界のどこにもない3つ目の異常は、世界で最も米軍のために日本国民の税金を使っていることです。
たとえば、逗子の池子米軍住宅です。私は、この施設に入って大変驚きました。以前は、オオタカなど自然の宝庫だった山や森が一つなくなり、そこには、陸上競技場、サッカー場、野球場、テニス場などになっていて、これも全部私たちの税金で作られていました。その横には、1戸当たり150㎡、7200万円もかけた豪華なマンションが800戸ありました。さらにその奥には戸建ての士官用の住宅になっていて、1戸あたり250㎡2もあり、バストイレが3つ、リビングは20畳ほどもあり、私のマンション(55㎡)が、リビングにすっぽり入るほどの広さです。これらの住宅は、家賃はもちろん無料で、全部、日本の税金で作られています。国会でもこれが問題となり「米軍の住宅にはなぜ、3つもバスルームがあるのか?」と質問すると政府側は「米兵は体が大きいから」とバカな答弁をして話題になりました。

税金が使われているのはこれだけではありません。水光熱費もタダで、年に1戸平均60万円も使われています。使い方もひどくて、夏休みに米兵がアメリカに1ヶ月くらい帰る時もクーラーをつけっぱなしにして帰る人もいるそうです。どれだけ、日本の税金が使われているかと言うと、思いやり予算や他の米軍駐留経費は、年間6500億円に上り、米兵一人当たり1500万円もの支援をしていることになります。日本の米軍支援費用は世界でも断トツで、米軍が駐留する27カ国の中で、日本以外の26カ国の費用を全部を足した額を上回ります。アメリカ議会で世界中の米軍基地を縮小しようと議論になり、ドイツは半分に、韓国も3分の2に縮小することになりました。ところが日本の米軍基地だけは拡大強化することに質問があり、米軍当局が答えたのは「日本の米軍は日本を守る任務をおってはいません。日本に米軍基地を置くほうが本国に置くよりも安上がりなのです」と答えています。それほど、日本の米軍基地は日本の税金を異常に使っているのです