むねた裕之
むねた裕之むねた裕之

中学校教科書ー育鵬社、自由社の教科書の内容!

image
今年の8月は、2016年度に川崎市の市立中学校で使用される教科書が採択されます。
教科書は、4年ごとに教育委員会が選びますが、
この川崎市の中2、中3社会科の検定教科書の中に、育鵬社と自由社の教科書が含まれています。

これらの教科書の内容を紹介します。

歴史ーアジア太平洋戦争が「正しい戦争」だったと記述
育鵬社の教科書には、
「戦争初期の我が国の勝利は、東南アジアやインドの人々に独立への希望を与えました」
とアジア諸国の長い独立闘争の歴史を無視して、
資源獲得を目的にした日本のアジア侵略を「欧米からのアジア解放」を目指したと正当化しています。

原発ー福島の原発事故被害の記述がない
育鵬社の公民教科書では
「(原発以上に)効率と規模を持つ発電方法はありません」
と解説。

憲法ー平和主義には
両社は、憲法の「戦争の放棄と国際協調」の基本を教えず、
「軍事力による抑止」だけを強調。
「国防の義務」のない日本はおかしいように紹介。

憲法改正では、
憲法改正の解説に2ページもあてて憲法改正が必要と説明。
育鵬社は、
9条を変えることや、集団的自衛権行使の必要性を強調しています。