むねた裕之
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保育を考える

「保育を考えるつどい」に参加してきました。川崎の保育の実態は深刻です。今年4月の保育園に入れない待機児童は1076人、これは昨年の1.5倍、一昨年の約2倍になりました。全国的には5万人の待機児童がいます。これは、政治の責任、保育の予算を減らし必要な保育園を建設してこなかった結果です。前の自公政権は2004年に公立保育園の国庫負担金を廃止し一般財源化したことで6割をこす市区が保育予算を減らし、10年間で公立保育園を2011ヵ所も減らしました。認可保育園もわずかしか増えていません。1970年代の10年間で8000ヵ所増やしたのに、待機児童が深刻化したこの10年間で認可保育園が増えたのは僅か571ヵ所です。国も市も「お金がない」といいます。しかし、1400億円あれば足りない保育園はみな建つのです。5兆円のこども手当の一部で足ります。「土地がない」といいます。しかし、川崎市は臨海部には大企業誘致のために260億円も使う予定です。まさに酷い政治のために、こどもたちが犠牲になっています。