むねた裕之
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蟹ヶ谷の急傾斜地での聞き取りー「雨が降ると斜面側には寝られない」

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広島での大きな土砂災害があり、私の地元でも危険な地域に指定されている蟹ヶ谷の状況を調べようと大貫元市議や住民の方とこの地域の聞き取りをしてきました。

この蟹ヶ谷の古滝地域は、1989年8月の台風12号の豪雨でがけ崩れが起こり、一家3人とそれを助けようとしていた消防士3人が命を落としました。「急傾斜地崩壊危険区域」未指定の場所でした。

地域の住民の方を訪ねると次々と不安の声が上がってきました。
「この頃の雨は怖い。上の林やマンションが崩れないかと心配。雨が降った時は斜面側には寝ないようにしている」
「この辺の方は、みな、25年前の事故を思い出したのではないか?」
崖の上に住んでいる方は、
「避難経路が伝わっていない。この急坂を下って矢上川の橋を渡って東橘中まで避難しなければならないが、川があふれていたら橋を渡れない」
「うちの家は崖の上に建っているが、崖には擁壁もなく、崩れるかもしれない。広島と似ている」
など、不安の声が次々と出されました。

5日には、道路公園センターに行って「どこが危険地域に指定されているのか?」「どういう対策が取られているのか?」などを調べに行きたいと思います。

とにかく、異常気象もあって凄まじい豪雨が頻繁に起こります。
豪雨、洪水対策もきちんとさせるために、これからアンケートも使って住民の声を集めて、川崎市、県に要請して行きたいと思います。