むねた裕之
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「商店街再生!奇跡の復活術!!」ー100年先を見据えた高松丸亀町のまちづくり

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川崎商工会議所が主催するセミナーに参加しました。
「商店街再生!奇跡の復活術!!」
〜100年先を見据えた高松丸亀町の「まちづくり」〜

全国には、シャッター通りとなった商店街、
街の中心部がどんどん衰退し、また高齢者にとって不便な街が数多くありますが、
そういう街をどう再生して行くのか?すごく参考になりました。

最大の問題が土地問題だったことは、目から鱗でした。
それは「土地の所有と利用の分離」を行ったことです。
開発前の商店街は、土地は細分化され、不合理な店舗配置、老朽化した建物が多く、
居住人口も減少して、まちづくりをするにも、地権者の合意を取るのが大変でした。

これを、地権者の出資で作ったまちづくり会社がすべての商店の地権者と60年の定期借地権契約を結んで、その使用権を取得。
土地の使用権をまちづくり会社が一括して持つことで、利害調整に手間取ることなく業種の再編成ができるようになりました。

どんな街を作るか?
今までの失敗(地権者主導、イベント、巨大店に頼る)に学び、
高齢者が「住みたい」というまちづくりを目指しました。

商店街の上に住宅を作り、その住宅の階下部分に診療所を作る。
その診療所には、入院施設はありませんが、高度医療、終末医療ができて、診療所の医師が住宅を訪問、往診できるようにしました。
まさに住宅は、病院付きマンション。

今後、その商店街には、生鮮市場、温浴施設、保育園、高齢者福祉施設も作られる予定です。

目指すは、
車に依存しない歩いて事足りる街、
高齢者、障がい者に優しい機能を揃えた街です。