むねた裕之
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市議会傍聴−株式会社の保育園で人件費を削り債権や財産を拡大

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川崎市議会で驚くべき実態が明らかになりました。川崎市から認可されている株式会社の保育園で公金である運営費が債権購入や会社の財産を拡大するために使われていました。
いま川崎市の認可保育園には、規制緩和で株式会社がどんどん入ってきていますが、職員の平均勤続年数が「1年」と異様に短く入れ代わりが激しいという問題があります。
その原因を探ったら、運営費が本来使われるべき人件費やこどもの保育以外の所に使われていました。
公金である運営費は本来、保育以外に使うことはできません。そのため運営費の約7割は人件費に使われるのが常識です。
ところが、例えば「すぎっこ保育園」は有価証券に1150万、積立金250万、本部上納金に1055万と人件費1638万をはるかに上回っています。
要するに公金である運営費が充てられるべき人件費、児童の保育費を削り、債権購入や財産の拡大にあてていました。
市が認可している保育園で、保育のために使うべき公金を会社の財産拡大のために使って、保育の質が低下しています。
これは納得できません。

ドラマの半沢直樹を見ているような追及でした。