むねた裕之
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震災ボランティア・仮設住宅の声ー「総合病院がな く、医者や看護士が足りない」

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仮設住宅での聞き取り調査の声と参加者の感想を紹介します。

仮設住宅での声ー「後ろから津波が来るのが見えて軽トラで必死に逃げた」(60代男性)
・当時、防災無線がきれていて放送がなかったが、後ろから津波が見えて、軽トラで必死に逃げた。渋滞に捕まった車はみな流された。
・浪江町から二本松など点々と避難して7〜9回場所を変わった。引越し代も全部自己負担で大変。
・総合病院がない。市立病院はあるが職員が足りなく、医者や看護士は通常の1/3で病院は半分しか機能していない。
・浪江町の自宅はネズミがひどく、家の中もぐちゃぐちゃ。5年で戻れるかどうか?

初めての参加者の感想ー「被災地のニュースを見て何か自分にできることを」
・「来月で30歳になるが、これからの自分の方向性を考えていきたい。被災地のニュースを見て何か自分にできることをしたいと参加した」(20代・女性)
・「初めて参加した。津波がここまできたなんて。仮設住宅の方の話で移転を7〜9回も繰り返す、これだけでも大変なことだと感じた」(20代・男性)